フェアレディZの正常進化のS130と拡大進化のZ31

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フェアレディZは、10年の生産を経て、S130にフルモデルチェンジします。
西部警察に使われていたスーパーZは、このS130なのです。
それだけ印象に残る車ではありますが、一般的には影の薄い車と呼ばれています。

高性能なのにもかかわらず影が薄いと称されたしまったS130

S130は、1978年から生産が始まりました。
時代的にスーパーカーブームであり、国産初のTバールーフを採用するなど、実は大ヒットした車なのです。
しかし、影が薄いと呼ばれたのにはわけがあります。

S130は、S30の正常進化の先にありました。
正常進化とは聞こえがいいものの、新機軸を投入するのではく、エンジンもL型を改良し搭載、ボディも拡大させる形をとったのです。
それだけS30がよくできていたことは確かですが、それ以上に目新しいものがなく、影が薄いといわています。
それでも、2.8リッターエンジンを搭載したモデルが生産されることとなり、1982年にはターボモデルまで販売されるのです。
とくにアメリカでは大きな人気になっていきました。

Z31が目指した比肩できない車へとの進化

1983年、Z31型が登場します。
大きくモデルチェンジされ、ここにきて比べるものがない車として進化するのです。
空力が重視されるようになり、設計段階にいかされるようになりました。

ハイパフォーマンスを目指すことを命題として作られたZ31は、L型エンジンも見なおし、V型6気筒エンジンに乗せ変わります。
全グレードターボエンジンとなり、のちに直列6気筒も登場しますが、これもターボを搭載させるのです。
当時の性能から考えると、トップレベルの出力を誇り、空力も優れていたことから、250km/hを記録するまで至るのです。
最終型には自然吸気のZRが登場しますが、かなりマニアックな車となりました。

サスペンションには、3段階の切り替えが可能なものが搭載され、外観にはパラレルアイズアップヘッドランプが搭載されたところは驚きでしょう。
リトラクタブルヘッドライトに似ていますが、ランプ自体が上下するところが特徴です。

日産が求めていった車の進化の将来

ロングノーズでショートデッキなフェアレディZは、このまま継承されていくことになります。
しかし、自動車業界にかかる圧力と失敗が待ち構えていたことはこの時知る由もありません。
結果として、巨大化して行く車は、やがて恐竜が滅びたかのように駆逐されていくことになるのです。
どんどんと廃止になっていったりする中、フェアレディZは生き残りをかけていくことになります。

管理人の私も当時中古車一括見積もり査定をするサイトで売ってしまったのですが、フェアレディZは5年程乗っていました。
今になっては懐かしい思い出ですが、また過去の車にも乗ってみたいと思う今日この頃です。

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